社員は経営者の考えを知りたがっている_2021年度経営計画発表会

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資金繰りは「節税」では解決しません

考えてみてください。利益の一部を税金で支払うのです。

簡単に考えるために売上を100経費を70とします。
そうすると利益は30ですから、これに約30%の税金9がかかります。

税金は、儲けた利益に対してかかるので、本来、納税するお金がないということはないはずです。

ところが、多くの企業は、下図のような状態になっているのです。

「会社に残るお金」の部分を見て、多くの経営者の方は、
『え?税金払って残るお金なんかあるの?』と心の中で呟かれたかもしれません。

実は、下の表は、まだ未完成なのです。
経費70以外にも、支出があるのです。

それが、「借入返済」と「設備投資」です。

それを図に付け加えたのが下図です。

借入返済や、設備投資は、そのまま経費にはなりませんので、税金9は変わりません。

つまり、借入返済+設備投資を25とすると
利益30?25?9=4が足りないということになります。

これが利益が出ているのにお金が足りない要因です。

ここで冒頭の質問に戻ります。

もし、社長が、決算間際になって、
「マズイ、税金納められないじゃないか!」

と、気づき、顧問税理士に、
「もっと税金、安くならない?」
とお願いしたらどうでしょう?

税理士は、お客様でもある社長からお願いされたら・・・

必死で税金を安くしようとします。

税金を安くするには、様々な方法がありますが、その大部分が「経費を増やす」というものです。
(他の節税方法もありますが、お伝えしたいこととズレますので別の機会にします)

税金は、増やした経費の一部しか減りませんので、たとえば、税金を5減らすために経費を16増やしたとすると、「会社に残るお金」は前より減ること(足りないお金が前より増えること)は明らかです。

社長の願いは、
「税金を減らすこと」ですか?
「残るお金を増やすこと」ですか?

さらに、問題は、その増やした経費の内容です。

少し先に支出する修繕を少し前倒しした、などならOKですが、本来だったら買っていないような、車、投資マンションだったりしたら、本末転倒です。

では、資金繰りはどのようによくしていくのでしょうか?

ヒントは、冒頭の質問に戻ります。
もう一つの選択肢である、「お金が足りない理由を分析する」です。

ここまで読んでいただいた社長であれば、ピンときている方も多いと思いますが、
「利益」?「決算で納める納税額」 < 「借入返済」+「設備投資」
となっている場合、お金が足りなくなります。もちろん、新規借入できれば、それで対応できます。

ただ、新規借入は、金融機関との交渉と一定の期間を要しますので対策(準備)が必要です。

資金繰りは「利益」と「銀行交渉術」で解決するのです。

利益を増やすこと、そして、借入返済額と利益とのバランスを適正にしていく銀行交渉力が資金繰りをよくするポイントです。

「利益は出ているのに資金繰りが苦しい・・・」という方が
真っ先にやるべきこと

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