思ってもみなかった解決法

数年お付き合いのある社長から、突然、アポイントがあった。

「経営計画書を作っているが、わからないところがあるので教えて欲しい!」

その言葉を聞いたとき、正直、びっくりした。

今まで、経営計画書の重要性を伝えても、ビクともしなかった社長がなぜ・・・

 

一通り、中期計画の数字も定まってきた頃、ずっと気になっていたことがやっと聞けた。

私「社長、ところで、なぜ、このタイミングで経営計画書を?」

社長『あぁ、ずっと、経営計画は必要なんだとは思っていたんだけど、なんとなく気乗りしなかったんだよね。』

私「ええ、なんとなくわかります(笑)」

社長『最近甲子園やってるでしょ?うちの小学生の息子も野球やってて、”僕も〇〇高校に行きたい”っていいだしたんだよね。正直、いまのままじゃ無理だと思いながらも、”野球で有名な〇〇高校に行きたかったら、中学生のうちに〇〇高校のスカウトの目に止まって、そのためには今、何をしなきゃいけないかを考えなきゃいけないぞ!”って言ったんだけど、その瞬間、ハッとしたんだよね。おいおい!俺もしっかりしなきゃみたいな(笑)』

私「なるほど!きっかけはなんにせよ、目標設定をして、逆算して今やるべきことは何かを考えることはいいことですよね。きっかけはお子さんだったんですね!」

 

そうなんですよね。

 

どれだけ他人に説得されようが、どんなにいいと勧められようが、自分自身で気づいたことに勝ることはないですよね。

社長が会社の未来を描き、経営計画書を作る。その未来を実現するために、会社全体で取り組む(PDCAを回す)。そのお手伝いをして中小企業を元気にしたい。

今日は、一歩前に進めましたが、その方法は意外なものでした。

子供の夢には力がありますね。社長のお子さんの夢も、社長の夢も叶う。そう信じて、僕も日々、努力します。


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