月次決算道場2019に参加してきました

先日、税理士法人古田土会計さんが主催する「月次決算道場2019」に参加をしてきました。

「月次決算道場」とは?

税理士や公認会計士(以下、「会計人」といいます)などのサービスって、その違いを説明するのって難しいですよね。

経験上、同じ税理士事務所でも担当者によってそのサービス内容が違ったりしますので、それを定量的に(野球で言えば打率とか防御率というような形で)表現するのは不可能と言っても良いでしょう。

結果、サービスを受ける側が「どの会計人がいいんだ?」と思った時に頼りになる情報としては、口コミやHPにおける自己紹介などしかないというのが現状です。

このことを、視点を変えて会計人からみると、「自分の実力を客観的に知ることも難しい」ということになります。

そんな状況では、業界が発展しないのではということで、古田土会計さんが考えたのが、この「月次決算道場」であり、一言でいうと”試算表(月次決算書)を使った説明のガチバトル”というイベントなのです。

会計人に必要な能力としては、税法の理解や、税務署などとの折衝能力、主張を文章にする能力など様々なものがあります。しかし、今回の月次決算道場で勝負する能力は、

  1. 会社の試算表を”読み取る力”
  2. 経営者を”導く力”

の2つです。

会計人の入力業務、チェック業務、監査業務などはほとんど差がない(はず)なので、お客様の立場に立った場合、一番大きな価値の違いは、「会社をどのようにいい会社になるように導いてくれるか」「経営者が会社をよくしていく決断をする上でどのような気づきを与えてくれるか」ということではないかという仮説に基づくものだと理解しています。

月次決算道場の流れ

では、具体的にどのような流れでバトルをするのか。

(1日目)

200人の参加者が4人1組になり、サンプル企業について15分間の分析タイムの後、4分間プレゼンする機会が与えられます。その4分間をグループの他の3人が評価をし点数をつけます。

その後、点数を考慮してグループを再編成して同様のバトルを4回繰り返し、2日目の決勝にすすむ6名が選出されました。

(2日目)

その6名に加え、古田土会計から送り込まれた「月次の鉄人」も参加し、200人の前で15分間の分析タイムの後、4分間のプレゼンをし、全員の投票により1位を決める(鉄人は投票はされるが、順位には入らない)

気になる結果は・・・?

古田土会計さんの運営する「会計事務所経営支援塾」のfacebookページより引用すると下記のような結果となりました。

【月次決算道場2019 ダイジェスト】
7月11日 全国の会計人200名による予選実演会を通じて上位6名を選出
7月12日 選出された6名により「月次決算」の活用法を200名の会計人が投票全日本月次決算ランキング2019 結果
第1位 向井 正義 様(岐阜県)
第2位 加藤 太一 様(福岡県)
第3位 毛満 勝彦 様(和歌山県)
第4位 宮本 和雄 様(大阪府)
第5位 小倉 慎司 様(三重県)
第6位 西村 賀彦 様(岐阜県)

第7位 千田 基史 様(熊本県)
第8位 山本 英昭 様(東京都)
第9位 巽 美登里 様(大阪府)
第10位 大澤 賢悟 様(愛知県)

誠におめでとうございます!

なんと! ”運がよかった”という要素が多分にあると思いますが、【全国6位】に選んでいただきました。

だからというわけではありませんが、参加をして、とても良かったです。

  • 200名の前でプレゼンする機会をいただけたこと
  • 他の方の、様々な視点が学べたこと
  • すばらしいプレゼンを聞いてもっと努力をしようと決意できたこと

野球でもサッカーでも、各選手の技術は「うまい」「下手」などの定性的評価ですが、打率、ボールキープ率、順位など定量的評価にすることで、”差”が認識され、目標が具体的になります。

会計業界にこのような発想はいままでありませんでした。そこを根底から動かす、すごいイベントに参加できたことはとても良かったと思います。

そして、

  1. 会社の試算表を”読み取る力”
  2. 経営者を”導く力”

という能力をさらにアップし、お客様を導いていくために、努力していきたいと決意しました。

主催の古田土会計さん、最高師範の飯島さん、ありがとうございました。

このイベントに参加された方は、ほんとうに感度の高い方ばかりでした!


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